第3章「9人目のブルーフェザー」



魔物は驚き横を向いた

ルシードたちも同じ方向を見る

そこには弓を構える男が立っていた、そして次の矢をつが番えながら言った
BFの方たちですね、僕はマクシミリアン・アーセニック、援護します

その自己紹介が終わらないうちにバーシアはフローネを抱えて魔物から離れた
と、同時にマックスが矢を射る

ビュッ

吸い込まれるように矢が魔物に向かっていく

バシュッ

数分前と同じ光景がルシードたちの前で起こっていた
矢は最初から無かったかのように消え失せていた

マックスは一瞬驚いたように固まったが、すぐに次の行動を開始した

皆さん、こいつに隙を作ってください、そしたらトドメを刺します

奴は固いぞ!大丈夫なのか?
ルシードが訪ねる
はい、目を狙えばナイフなら刺さります

それにしたって致命傷には
します!
バーシアが反論しようとしたがそれを遮りマックスが答えた
・・・分った、頼むぞ
ルシードは再度ビセット・バーシアと共に攻撃をはじめた

ルシードが魔物の目の前で攻撃を受ける
その直後ビセットとバーシアが左右から同時に接近した
それを振り払おうと魔物が両の手を左右に伸ばす
二人はそれを受け止め掴んだ

ルシードが魔物を踏み台にして魔物の上を飛び越える
それを目で追い、上を向いた魔物の目を
ルシードの陰に隠れていたマックスのナイフが突き刺した
よし、みんな離れて!あいつと距離をとって近付かないでください

みんなが距離をとるとすぐに魔物に異変が生じた

ガアアアァァァァァァーーーーー

魔物は絶叫してその場に倒れ
数秒痙攣した後、完全に動かなくなった

ビセットが近付いて魔物の様子を見ようとした
がそれをマックスが制す
あ、近付かないで、うつ感染ります

え?
ビセットが固まった
このまんまじゃ運べねーな、何とかできるんだろ?
はい、今やります

マックスが魔物の近くで手をかざすと
魔法能力者にしか見えないであろう魔力が魔物からマックスへと流れていった
これで大丈夫です

よし、フローネ本部に報告はしたな?
あ、はい、しました
事務所には?
あー、あたしがしといたよ
バーシアが答える
よーし、任務完了、事務所に戻るぞ


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