ダブルクロスB第1話『現代の吸血鬼』



このSideBのシナリオはSideAと同一時間軸の話である
つまり、互いが互いに関係をもっている(・・・可能性がある・・・)ということだ

そんな訳で、SideAとSideBは独立したお話では無いので
基本的にはSideAの第1話を読んでからこちらを読んで頂きたい

それでは毎度の事ながら、登場キャラとプレイヤーを紹介しよう


PC@ 神凪直人(かんなぎ なおと)♂ PL錬無
キュマイラ/モルフェウスの高校生
獣化というキュマイラの代名詞的な能力をほとんど取らず
インスタントボムをメインとし、内臓破壊的なノリで攻撃する

前作品ではみんなに絡み難かったと苦情が有ったため
今作品ではやはりみんなに絡み難いキャラになってしまいましたw
次から何とか・・・なるとは思うのだが・・・



PCA 黒崎影次(くろさき えいじ)♂ PL鬼喰千
ブラム=ストーカー/サラマンダーな高校生
従者を作ってなにやら攻撃をするキャラ
今作品では敵と能力が被ってたりする

PC@の直人とは、こちらの都合で関係を薄くしてもらいました
これがPC@を孤立させる原因にもなったのですが・・・



PCB 霧島亮吾(きりしま りょうご)♂ PLtesoro
ブラックドック/ノイマンなUGチルドレン
SideAには登場していなかった無口PLのtesoroが参戦である
今作品は全体的にそれほどロールする機会はないのだが・・・

一応今回の作戦の為にこの町に派遣された者という設定



PCC 夜神さゆ(やがみ さゆ)♀ PLなまはげ
ノイマン/ノイマンな小学生支部長
対戦車用ライフルを使用して戦う脅威の小学生
なぜか語尾が・・・・・・まぁそれはセッション始まってのお楽しみという事で

SideAの夜神明の妹という設定です
まんまデスノートの名前ですが、関係はありません!
無いったら 無いんです!






ついで、今回予告と各個人のハンドアウトを発表する

●今回予告●

『現代に現れた吸血鬼』
最近のニュースで特に目を奪われる話題だ
自分の町が全国ネットで報道されるなどそうそうない事だ
不謹慎ではあるが、このニュースが流れていると、自然と優越感のようなものを感じる

それは、自分は犠牲にならない
自分の周りに犠牲者は出ない
と、そう思っているからこそ感じることなのだが・・・

被害者の家族は・親戚は・知り合いは
みな違った目でこのニュースを見ているはずである・・・

確かに実害は少ない
交通事故などと比べてもはるかに少ない
だが、放っておくことなどできない
大切な人が狙われるとなれば・・・

ダブルクロスSideB 第1話 『現代の吸血鬼』



PC@(神凪直人)用ハンドアウト

『関係ない』そう言ってしまえばとても楽だ
いくらオーヴァードがらみだからといって、何でもかんでも首を突っ込まなければならない謂れはない
確かに身近な人が被害にある確立は非常に少ない
だが・・・この胸騒ぎはなんだろう・・・

推奨ワークス/カヴァー : 指定なし/中・高校生
シナリオロイス : 小田冬佳(おだ ふゆか)♀
推奨感情 : P庇護/N指定なし



PCA(黒崎影次)用ハンドアウト

君の前に横たわる人
それは、君が寸でのところで逃がしてしまった日常のかけらだった
もうこれ以上、犠牲者を出すわけには行かない
そして、自分とこいつのために、吸血鬼をしとめなくてはならない

推奨ワークス/カヴァー : 指定なし/中・高・大学生
シナリオロイス : 桜井樹(さくらい いつき)♂ ※タイタス
推奨感情 : P友情/N悔悟



PCB(霧島亮吾)用ハンドアウト

君は件の吸血鬼を倒すべく派遣されたエージェントだ
地道な捜査で奴を見つけることはできず
ただ闇雲に暗い街中を徘徊する毎日
そして、幸か不幸か、奴とであった
そして・・・地に横たわったのは自分だった・・・

推奨ワークス/カヴァー : UGチルドレン/指定なし
シナリオロイス : "ブラッドハンター"
推奨感情 : P指定なし/N脅威・恐怖・恥辱・憎悪etc



PCC(夜神さゆ)用ハンドアウト

最近、巷を騒がせている存在『現代に現れた吸血鬼』
これは明らかにレネゲイドが絡んでいるとしか思えない
そう思って本部の資料をあさってもトップシークレットと画面に映し出されるばかり
うんざりする 事件は会議室で・・・(略)・・・だ!
そんな時、ドアをノックする音が鳴る
来客はこんな事態を打開する切り札か、それとも混乱させるトラブルメーカーか・・・

推奨ワークス/カヴァー : UGN支部長/指定なし
シナリオロイス : 来客
推奨感情 : P指定なし/N指定なし







オープニングフェイズ



●シーン0『狂気の宴』● マスターシーン

GM : 場所は町の路地裏 時間は深夜の2時ごろ

  ドサッ
  つい先ほどまで人であったものが地に落ちる
  肌は青白くしわがれ、元の顔すら判別できないほどだ

  「くくく・・く・・」(何故かココで笑いが起きる)

  抑える事の出来ない愉悦の笑みがこぼれる
  少しずつだが力が戻ってくる感覚

  と、近付いてくる足音を聞いて、少しばかり正気に返る
  「ちっ」
  と軽くした打ちするとその場から離れる

  まだ捕まる訳には行かない
  せっかく得たこの力
  誰にも邪魔させない


  ・・・たとえ誰であろうと・・・





●シーン1『偶然の衝突と突然の襲撃』● 霧島亮吾

GM : と、いうわけでシーン1に移行します
  場所は町の路地 時間は午前2時頃 深夜です
影次 : 侵蝕率を上げてください(笑)
亮吾 : ・・・0?
影次 : 10ね それ

GM : いつものように人気の無い深夜の街中をブラブラと歩く
  昨日も、一昨日も、その前も、ココ数週間の日課だが成果は0
  何せ相手は月に一度かそこら現われる程度の奴だ
  それに加えて行動範囲も広い
  正直こんな方法で確実に合えるなんて楽観的な思考はしていない
  だが、他に何の当ても無いのだから仕方が無い

  そして、いつものように何事も無く進むかと思われた見回り
  ふと香る血のにおいに気付いた
  ・・・遭遇率は確かに低い、が・・・0でもないようだ・・・

  血のにおいは路地裏の方からしています

亮吾 : ・・・

GM : で、ココまでが描写なんでなんか言ってください(一同笑)
亮吾 : そうだな・・・
GM : 迷うなよ(笑)
  何の為にお前はここ(路地)にいるんだ
亮吾 : 「あいつが居るかもしれない」と言います
GM : で?
亮吾 : え?
GM : や、言うだけ? なんか行動は?
亮吾 : えと
GM : ぶっちゃけると
  路地裏に突っ込んで そして死んでくれ



   ぶっちゃけすぎである



GM : そうしないと君のオープニングは始まらないの



   すでにPCBのオープニングフェイズは始まっている



亮吾 : えーと じゃあそっちに向かって走る
GM : 突っ込むと、路地裏に入った時に入れ違いに
  向こう側に何かが抜けていくのがちらっと見える

亮吾 : ・・・

GM : と、その瞬間君は背中に痛みを覚える
亮吾 : 痛ぇ(笑)
GM : 背から胸の方向に潜るように突き進んできたそれは
  君の目の前に一枚の紙片になって落ちる
  そこには『首を突っ込むな』とだけ血で書かれていた
亮吾 : ほぅ

GM : で、《リザレクト》をしてください

一同 : 死んだのか!?(笑)



   一応背から胸に抜けたら心臓が破壊されている可能性が大である




○《リザレクト》とは○
オーヴァードが死の危険に貧した時に働く防御機構である
体内のレネゲイドウィルスが強制的に活性化し傷を癒す
ぶっちゃけると生き返る技である
ただし、1D10した数値しかHPは回復せず、その値分侵蝕率が上がる
また、侵蝕率が100を超えてしまうと使えなくなってしまう




亮吾 : 7
GM : ガンガン上がってくなー
さゆ : お、これはPCBジャーム化の流れだな(一同笑)
  経験点なくなっちゃうよ (←経験者は語る)

GM : では、ここでシナリオロイスを"ブラッドハンター"に取得してください
  推奨感情は『指定なし/脅威・恐怖・恥辱・憎悪etc』
亮吾 : 無関心・・(一同爆笑)
さゆ : 無関心ではないんじゃない?(笑)
GM : 確かに無関心っぽいロールではあったけどな(笑)
直人 : 「いいや 帰ろう」みたいな(笑)


   一撃の下に屠られた君は 言いようのない恐怖を感じた
   だが、同時に、その相手に興味を持つ自分がいることも自覚する


   シナリオロイス : "ブラッドハンター"
   感情 : P好奇心/N恐怖






●シーン2『過去の悲劇』● 黒崎影次

直人 : また俺ないがしろですか? このパターンは(笑)
GM : そんなことないよ(笑)
さゆ : 主人公は最後に出てくるんじゃないの?(笑)
直人 : 前回、PC3も最後だったんだけどなー(笑)
GM : 気のせい(笑)



   そんなはずはない



影次 : 侵食率上げます ・・・(コロコロ)・・・7あがりました
GM : 場所は夜の・・・6時とかその辺で、人通りはある・・・町
  君は、仕事仲間の桜井樹と街の中を歩いている
影次 : まだ生きてるんだ(笑)



   ハンドアウトに死んだと書いてあったのである



GM : 「俺の勘が、やつの存在を告げている」
  といって、君を連れ出し、町を駆け回っている と
  ちなみに、ノイマン/ノイマンで、《インスピレーション》を持っているという感じです

さゆ : 電波系じゃん それ
GM : あんたも《インスピレーション》もちだぞ(笑)
さゆ : さゆもそうだもん(一同笑)

GM : 繁華街にはかなりの人でにぎわっている中、樹の目が一人の人物を捕らえる
  「あいつが怪しい」 そういって後を追って路地裏へと入っていく
影次 : そういってるお前が怪しいよ!(笑)
  と思いつつ、当然追っていくしかないよね(笑)



   影次が路地裏に入ろうとした直後、《ワーディング》が張られ喧騒が一瞬で収まる
   直後鳴り響く銃声
   そしてまた、静寂に包まれる

   ようやく追いついた影次の目に映ったのは

   銃を持った腕が切り落とされ

   胸に風穴を開けた樹の姿だった



GM : と、君が呆然としたところで目が覚める
影次 : 夢落ちかよ(爆笑)
GM : 回想シーンです 樹が死んだのは事実ですから
  2ヶ月前に起きた出来事を、君は鮮明に思い出してしまったようだ
  と、いうわけでシナリオロイスを桜井樹に取得してください



   起きた直後、影次は感じる

   奴の気配だ

   おそらくはこの気配のせいで、昔を思い出してしまったのだろう
   影次はすぐさま、気配のする方向へと駆け出していった
   そして、そこで新たな犠牲者を見ることになる



GM : っていうか犠牲者ってのはPCBもなんだけどね(笑)



   シナリオロイス : 桜井樹  ※タイタス
   感情 : P幸福感/N悔悟






●シーン3『朝のニュース』● なし

GM : このシーンはシーンプレイヤーはありません
  変則的だけど、全員登場というカタチなので侵食率を上げてください


一同 : ・・・(コロコロ)・・・
亮吾 : 9だよ(一同爆笑)
直人 : 高い高い高い(笑)


GM : 君たちは各自の自宅・病院・事務所などで朝のニュースを見ています


直人 : んじゃ俺みのさんの見る
さゆ : 俺は目覚ましテレビで
影次 : テレビ埼玉見てます(一同爆笑)
直人 : コアだな(笑)


GM : そんなわけで、みんなが同じ情報を得ますが
  相互に話し合ったりすることはできませんのでご注意ください
  んで、朝のニュースはこんな感じ



   朝のニュースです
   昨夜未明、再び犠牲者が出てしまいました
   今までと同じように、全身の血液の9割9部を奪われた状態で発見された死体は
   持ち物などから会社員『龍宮 浩暉35歳 会社員』と判明

   ご家族の話によりますと、最近は夜で歩くのを控えていたそうですが
   前回の犠牲者が現れて直後、頻繁に出歩くようになっていたようです

   ご存知のとおり、これまでの犠牲者は1ヶ月に一人か二人
   だいたい短くとも2週間以上は間隔をあけて事件が起こっていました
   今回のように『3日で次の犠牲者』・・・というのは初めてのことです
   警察からも一層注意をするようにとの呼びかけがなされています



GM : と、こんな感じのニュースが、今朝はどの局でも放送されている
  UGNのほうでも、情報公開するかは迷ったんだけど
  結局血を抜かれているってだけなので
  警戒心を解かせないために公表に踏み切りました
  ってわけで・・・
直人 : ボケろと?
GM : や、ぼけてもかまいませんが?
  まぁそれはともかく、こんなところでシーンを終了します






●シーン4『来訪者』● 夜神さゆ

GM : えっと最後に・・って、最後じゃねーよ(一同爆笑)



   これで最後だとPC1の主人公が登場しなくなります



さゆ : ないがしろにされてるー(笑)
直人 : ひでー(笑)

GM : はい、シーン4 さゆがシーンプレイヤーです
さゆ : ・・・(コロコロ)・・・10

GM : 場所はUGN支部 朝7時ごろ ニュースを見た後ですね
さゆ : 目覚ましテレビ?
GM : 7時直前だったら占いとかやってそうだよねぇ
  何座?
さゆ : ふたご座  「ふたご座のあなたは〜」(突然番組をはじめる)
GM : 「12位です」(一同大爆笑)
さゆ : 「ちょー最悪でちゅー」
直人 : 今日のラッキーアイテムは?
さゆ : 「対戦車ライフルー」(←アナウンサー)
  「やったでちゅー 持ってるでちゅー」(一同爆笑)(←さゆ)
GM : でも12歳で『ちゅ』はつかねーだろ
直人 : でも霧島さんはつかってるぞー
GM : ・・・そっか


   ※PCゲーム『もえカン』に登場するヒロイン『霧島』を参照
   名前はあるのか分からない 手元の資料(自作)には名前が存在していないのだ



GM : じゃあ問題ない(断言)



   そうか?



GM : んじゃ気を取り直して描写を再開します



   昨夜にも犠牲者は現れた
   これまでの経緯からすれば、これは不思議なことだ
   だが、不思議だ不思議だといっても何も始まらない
   周期が短くなってきたのならば、こちらも本腰を入れて対応する必要がある
   だが、コンピューターにはトップシークレットの文字
   本部のほうは協力する気があるのか?



GM : と、言うところでドアがノックされます
  コンコン
さゆ : 「だれでちゅかー?」
GM : UGN支部の職員である仁藤花穂さんが「お客様です」
  といって、一人の人物を部屋に通します
  その人物の年は14,5歳の黒髪の女の子
さゆ : 「どうしたんでちゅか?」
直人 : 「困ったことが起きたでちゅ」(一同爆笑)
GM : こっちも『ちゅ』かよ!?(爆笑)
  「あなたが支部長?」
さゆ : 「そうでちゅよ 支部長でちゅが、なにか?」(一同笑)
GM : 「本当に12歳のボケたチビの子供なのね」
  と、かなり見下した感じで話しかけてきます
さゆ : 「ひどい人でちゅね、中坊のくせに偉そうにしないでくだちゃい」
影次 : 小学生じゃん(ぼそっ) (一同笑)
GM : 「そっちは小学生じゃないの」
さゆ : 「まぁ、それはそうでちゅが」(一同大爆笑)



   微妙に強気になれない夜神さゆ(12歳)
   やはり、この辺が兄との差なのか?



さゆ : 「そんな事言ってるとアボーンしまちゅよ」(一同爆笑)
さゆ : 「まぁそんなことは良いんで、用件を言ってくだちゃい」
GM : 「今回、この吸血鬼事件に対してUGN本部が全面的に協力することが決まりました
  それにあたって、あなたにはこの事件に関する情報を提供することになり
  また、あなたの補佐として、私が配属されることになりました 橘美宇です」
さゆ : 「あぁ、やっと本部も本腰を入れる気になったんでちゅねー」(←気づいてない)
影次 : 橘・・・(←気づいた)



   橘美宇とは、私が書いているダブルクロスの小説に登場する主役の一人である



GM : それじゃ、橘美宇にシナリオロイスを結んでください 推奨感情はありません
さゆ : それじゃポジに好奇心と、ネガは・・・
影次 : 偏愛じゃない?(笑)
さゆ : 初対面で偏愛はしないでしょ(笑)



   さゆのPLはかなりのロイスに偏愛を選ぶ偏愛好きで有名なのである



GM : 初対面の印象はそんなに良いものじゃないので、悪くていいですよ
さゆ : んじゃ侮蔑でいいや 表が侮蔑で



   ちなみに余談だが、表をほとんどネガティブにすることでも有名である(笑)



さゆ : 「これからよろしくお願いしまちゅね」
GM : 「こちらこそ、よろしく」



   事の成り行きを見守っていた仁藤花穂(34歳)の背中は
   一触即発の渦中に立ち尽くしていたことで
   冷や汗にぬれていた



   シナリオロイス : 橘美宇(たちばな みう)♀
   感情 : P好奇心/N侮蔑






●シーン5『幼馴染の身の上』● 神凪直人

直人 : マスターシーンか?
   ないがしろか?



   ずいぶんと卑屈になってしまわれたPC1



GM : そいじゃミドルフェイズに入りましょうか(一同大爆笑)
  冗談はおいておいて、シーンプレイヤーは神凪直人
直人 : ・・・(コロコロ)・・・10振っちゃったー
GM : まぁ良い悪いは人それぞれだけどね
  場所は学校 登校して、始業までの時間帯です
直人 : 机に突っ伏して寝ています

GM : 学校では昨日の吸血鬼事件の話題で持ちきりである
  ただ、ほぼすべての生徒は興味本位といった感じで、恐怖して話しているわけではない
  そんな中、冬佳が直人に話しかけてくる
影次 : それじゃ後頭部にかかと落としを入れて起こします
直人 : そんなキャラなの!?



   こっちが聞きたい



GM : 実際には辞書が落ちてきた ってことで
  ・・・広辞苑で
直人 : 死ぬわ!(笑)
  それじゃ無言で後頭部を抑えながら、起き上がります
GM : 「なーに 疲れてるの?」
直人 : 「疲れてるの」
GM : 「まぁもうすぐテストだもんねー」
直人 : 「あぁ 一夜漬けがつらくてつらくて」

GM : って、なんか話を持っていきづらいなぁ



   私の難点はアドリブ会話が苦手なことであるようだ



直人 : 「あ、今日の占い見た?
  おとめ座何位だったよ?」
さゆ : 「11位だったよ」(一同爆笑) (←突然冬佳)
  「それより、ふたご座のラッキーアイテムが対戦車ライフルだったんだけど」
直人 : 「そんなん持ってるやついんのかねー」
さゆ : 「ねー だれだろうねー」

GM : 「そういえば、吸血鬼がまた昨日も現れたってね、私も夜バイトだから気をつけないと」
直人 : 「そうだね」
さゆ : 死にフラグきたーー



   説明しよう

   『死にフラグ』とは、ストーリー上死ぬ運命にある登場人物が
   その『死』を予感させるような台詞を言ったり行動することが多いことをさし
   直接死とは関係ない行動をとっている場合にも適応される可能性がある

   「帰ってきたら一緒に暮らそう」
   「すべてが終わったら、君に言いたい事があるんだ」
   などは分かりやすいほどの死にフラグで、死に台詞とも呼ばれる

   また、「絶対に帰ってこいよ」「待ってるから」
   といった台詞は死なせフラグであり、言われた対象を死に至らしめる死にフラグである

   今回のケースの場合、冬佳自身が被害者になりやすい位置に立っていることをPL達に示し
   いつ死んでもおかしくないという印象を与え、予防をさせる意味合いを持つ
   また、登場人物が少なくなりがちなTRPGにおいては、これは分かりやすい死にフラグといえるだろう

   以上 説明終わり




GM : 「そだ、また前みたいに迎えにきてくれない? バイト先までさ」
直人 : 「・・・はい?」  前みたいに?
GM : ありだよね? 命を賭けた恋(ライフパス)だもんね
直人 : あぁ、「もちろん」
GM : 「それじゃ頼むね」
  といったところでチャイムが鳴り、冬佳は自分の席に戻っていく
  それじゃシナリオロイスを結んでください
  推奨は庇護/指定なし
直人 : ポジを庇護、ネガを不安にして、庇護を表に



   今起こっている吸血鬼騒ぎ
   自分が知る限り、その行動範囲は広く、冬佳が巻き込まれる可能性は、文字通り万が一だろう
   だが、君は言いようのない不安を覚えていた



   シナリオロイス : 小田冬佳(おだ ふゆか)♀
   感情 : P庇護/N不安







ミドルフェイズ



●シーン1『吸血鬼とは』● 夜神さゆ

GM : 影次と亮吾は霧谷さんから支部に向かうようメールが入っており
  現在支部には影次・亮吾・さゆとNPCである橘美宇がいます
  とりあえず3人は侵食率を上げてください
3人 : ・・・(コロコロ)・・・
直人 : ないがしろー(ぼそっ)
GM : これからほぼないがしろだから(ずばっ)
直人 : だぁ〜〜〜(泣)
  コーンポタージュ入れてきます(一同大爆笑) (←ドリンクバー)



   PC1はシーンから、もとい部屋から退場しました



GM : そいじゃあ美宇の持ってきた吸血鬼に関する情報を聞くシーンです
  場所は支部長室
影次 : 支部室の椅子にふんぞり返ってます 態度でかいので
GM : その椅子にはすでに美宇が座ってふんぞり返ってます(笑)
影次 : それじゃ従者で椅子を作ってふんぞり返ります(一同爆笑)



   どうしてもふんぞり返りたいらしい



GM : そいじゃ美宇の持ってきた情報はこんな感じです


   吸血鬼は最近発見されたDロイスの一つである『吸血種』であると考えられてます
   主に所有者はブラム=ストーカーですが、違う可能性も有る

   このDロイスは有る程度の素養が必要で、第一子に遺伝することが分かっている
   たまの突然変異で発言することも有る

   吸血種の特徴は個体によって違いが見られるが
   人の生き血をすすり、自らの力に変える
   十字架が苦手
   にんにくが苦手
   日の光が苦手
   水が苦手
   などのような伝承そのままの吸血鬼像をしていることが多い

   吸血種が目覚めるのは宿主の生命が異常に低下したとき
   この時、激しい吸血衝動に襲われ、人の血をすい、自らの力とする

   この衝動が数度繰り返された時、吸血種が完全に発動する
   自我の崩壊に伴う、意味のない殺戮が始まってしまう

   周期が短くなった現在、おそらく宿主の自我が崩壊しかけていると思われる
   今後、被害は爆発的に増えることが予想される
   本部のほうとしては、早期解決を望むものである


GM : 「通常業務のほうは有る程度私が引き継ぎますので
  あなたのほうはできる限りこの事件に専念してください」
さゆ : 「なるほど、やっかいな仕事は押し付けるというわけでちゅね」
GM : 「・・そういうことね」
さゆ : 「でもひとつ忘れてもらっちゃ困ることがあるでちゅ」
GM : 「・・なんですか?」
さゆ : 「この支部の支部長は私でちゅ」
GM : 「そんな事はわかってます 私はあくまでも補佐ですので」
  と、非常に慇懃無礼な返事をします
さゆ : 「中坊のくせに生意気でちゅね アボーンしまちゅよ」(笑)
  「警視総監とお友達なんでちゅよ? この前メル友になったんでちゅ」

GM : 「それで・・」
さゆ : バチバチ (両者の間に火花が散る音らしい)
  (殺しまちゅ いつかアボーンしまちゅ)



   吸血種の吸血衝動は最初は親族には向きません
   有る程度の自我が残っているからだと推測されている
   が、親族を襲った段階で、吸血種は急激に力を増すことが報告されている
   こういった段階に進む前に、事件を解決していただきたい

   また、初期の段階における吸血鬼事件の発生がある程度の周期を持つことから
   今回の宿主は長期的な病に冒されているものだと推測されます

   周期的に怪我をするなどというのは現実的ではないからです

   また、ほぼ連続で血を吸ったために
   現在はかつてないほどに健康状態に戻っている と、考えられます

   これらの結果を元に調査に乗り出してもらいます



GM : では、これよりダブルクロスっぽくない調査フェイズに移ってもらいます
  まず本部から持ってきた吸血種に関する詳細なデータを見てもらうわけですが
  それにかかる時間を判定してもらいます
  また、今後もさまざまな判定に対して時間が進みますので
  有る一定上の時間が過ぎてしまった場合
  即、ミッション失敗とはなりませんが、それなりに経験点が減ることになります

  では、全員資料を読む時間の判定として、5R10をしてください
3人 : ・・・(コロコロ)・・・
影次 : イチバン低いのは7だね
GM : 2時間が経過 現在昼の2時です

GM : では、次に3人それぞれに
  情報 : 警察、情報 : UGN、情報 : 報道
  のどれかを担当してもらって判定をしてもらいます
影次 : だれかコネクション持ってる人いないの?
さゆ : 演出のコネしかないなぁ(笑)
直人 : あれ?警視総監とメル友なんじゃないの?(笑)
さゆ : それは演出だけなんだよねぇ



     *     *     *



GM : それじゃUGNのコネを持った亮吾がUGNを担当して
  演出のコネを持ったさゆが警察を、残りの報道を影次が担当 ということで判定してください
影次 : 低っ!

GM : 合計が・・30か・・・
直人 : さゆ16も出たの?
さゆ : 見えないコネがありまちた(笑)
GM : かなり高いなぁ それじゃ容疑者として5人にまで絞りました
さゆ : さすが警視総監 使える奴でちゅ

GM : 3人はこの調べものに1日半の時間経過が必要なので
  次の日の6時まで、直人の方にカメラを向けることにしましょう
直人 : ついでかい



   時間経過にあわせた処置です
   妙に長く感じられますが、今までの出来事はゲーム時間的にはたってません
   ・・・リアル時間はひじょーに長くなりましたが・・・
   スイマセン






●シーン2『約束』● 神凪直人

直人 : ・・・(コロコロ)・・・
GM : 場所は舗装された大通りで、夜9時ぐらい
  冬佳の迎えに出て、一緒に帰ってる途中です
直人 : え?もう帰ってるの?
GM : 迎えに行くところからにする?
  そーすると『待った?』とかいう台詞を使えるけど(笑)
直人 : いや、いいです
GM : うぃ(笑)



GM : 夜9時、この時間にしては歩行者の数は圧倒的に少ない
  そんな中を冬佳と共に、他愛もない話をしながら歩いている
  「テスト勉強してる?」
直人 : 「まぁボチボチ」
GM : ボチボチかよっ もうちょっとロール入れようぜ
直人 : 「ボチボチでんなぁ」
GM : 「なんでそこで関西弁なのよ」(笑)
直人 : そこで突っ込むべきじゃないの?
GM : 今突っ込んだよ
直人 : 今のロールだったんだ
GM : 一応語尾が『よ』だったからね
直人 : あぁ・・・分かりづらっ



   後でテープ聞いてて
   確かに分かりづらい!
   と思った今日この頃



さゆ : 「ぼちぼちって、このままじゃまた留年しちゃうよー」(←冬佳)
直人 : 「そ、それを言わないでくれー」
GM : また!?
さゆ : 「ホントは一個上なんだから、ちゃんとしてよ」(一同爆笑)
直人 : 「そんな事はない」(笑)



   すでに決定事項らしい



GM : まぁ言ったもの勝ちね
  あ、ココで直人は感知判定をして



    知覚判定です



直人 : 7です
影次 : 冬佳が心なしか元気にみえるぞーみたいな?



   一応影次の台詞に補足を入れると
   『吸血種=冬佳』説を確かめているわけだ



GM : 冬佳が心なしか・・・元気に見えるぞ(一同大爆笑)
直人 : あぁ、んじゃ「最近いいものでも食ってるのかなぁ?」(笑)
GM : 「うん お母さんの病気がだいぶ良くなってさ
  久しぶりにおいしいご飯を作ってくれたんだよね」
  と、うれしそうに君に語ってくれます
  ちなみに、父親はおりません
直人 : 母子家庭だったのか
GM : 一応そっちがはじめから知っている設定ではあるけどね
  そんな訳で、バイトに忙しい冬佳の成績はあまりよくありません
直人 : まぁ俺もあまりよくないし



   あまりどころの騒ぎではなさそうだ



GM : 「それじゃ仲良く留年しようか?」(一同爆笑)
直人 : 「2回目は嫌です さすがに」(笑)


GM : そんな和やかな会話をしているうちに家に到着し
  「ありがと、また頼むね」
  といって、冬佳は家に引っ込みます
  ・・・と、いうところで知覚判定をお願いします
直人 : またですか!?・・・(コロコロ)・・・9
GM : うぃ・・・えーと・・・(コロコロ)・・・んじゃ次のシーンです
さゆ : 何も感知されなかったようだ



   感知されるべきものがありませんしね
   これについてはおいおい説明します






●シーン3『3人/5人』● 夜神さゆ

GM : では、先ほど言ったとおり、調査班は次の日の6時に5人にまで絞り込みました
  その間に直人のほうは日常があるわけですが、なにかシーンを作りますか?
直人 : ん・・いいや さくさく行きます
  授業で寝たりしながら



   寝ないでください



GM : 「また留年するよ」とか言われながら(笑)
直人 : 「うるせー」

GM : では調査班 5人に絞り込んだ@ABCDからそれぞれが一人を選択して調べてもらいます
さゆ : この5人に差はあるの?
GM : ありますが、無いとしてください
  たとえば名を明かすとその時点でPL知識が入って、普通の捜査じゃなくなりますから
亮吾 : んじゃA
さゆ : D
影次 : C

GM : んじゃAからスタートしましょう 情報 : 警察・UGNのどちらかで判定してください
亮吾 : ・・・(コロコロ)・・・達成値が9
GM : それじゃ・・・Aだから・・・次の日の昼の3時までかかって調べきりました
  この人はシロです
  吸血種の保持者であるらしいことは分かりましたが、発現の兆候は見られません
  今回とは別件の吸血種であるようです

GM : 次、Cの人 同じように判定をお願いします
影次 : ・・・(コロコロ)・・・達成値が9
GM : ・・・次の日の昼の12時までかかって調べました
  シロであることが分かりました
  連続放火事件の犯人
  最近起こっている連続放火事件で毎回巻き込まれている不運な人
  だと思ったら、実は人体発火で火がついているので、犯人かは微妙なところ
  とりあえずUGNの方で保護されました

さゆ : ・・・(コロコロ)・・・9
GM : 全員同じじゃん えーと
さゆ : ・・このデータが20人分作られていたのか(笑)
GM : そのとおり(笑)
  この人は・・・後天性免疫不全症候群
  免疫は無いのだが、レネゲイドウィルスに無自覚のうちに守られており、普通に生活してる
  ただ、吸血種に対する同調現象か、事件のたびにウィルスの活性が無くなり、体調が悪くなる
  犯人ではありません

GM : では、二日目の夜の直人の時間に移ります
直人 : かーーー
GM : 寝てるらしい



   あまりに放っておかれて不貞腐れてしまったらしい






●シーン4『遭遇』● 神凪直人

直人 : ・・・(コロコロ)・・・8上がった

GM : それじゃ時刻は8時半頃の君の部屋
  君はまた冬佳に迎えに来るように言われているので
  そろそろ家を出ようかというところで、冬佳からの電話が鳴ります
直人 : 「もしもしー」
GM : 「あ、もしもし、今家に居る?」
直人 : 「居るよ」
GM : 「じゃあさ、バイトの予定が変わったから、今日の迎えはいらなくなったの
  でさ、明日来てくれないかな?」
直人 : 「あぁ 分かった」
GM : 「それじゃ明日の明け方4時半だから、頼むね」
直人 : 「早っ!? ちょっとまてー」(一同爆笑)
GM : 「一回OK出したじゃないの 男でしょ」



   半ばはめてますが



直人 : 「わぁったよ」



     *     *     *



GM : と、言うことがあったのが数時間前
  君は4時過ぎってすでに空が青いんだなぁと思いながらさびしい道路を歩いている
  で、バイト先まで行くと
  「お、ちゃんと来たね エライエライ」と、冬佳に迎えられます
直人 : 「おふぁよう」 (←マジ欠伸)
GM : 真に迫ったロールだなぁ



   単に出番が少なくて眠いだけとも言う



GM : 眠そうな直人と冬佳が一緒に帰るわけだが、知覚判定をお願いします
直人 : いえっさー ・・・(コロコロ)・・・ 6
GM : ちょっと冬佳がそわそわしているように見える
直人 : 「どしたのー」
影次 : 血を吸いたいっていう衝動が(笑)
GM : 「私にも良くわからないんだけど・・・妙に緊張する・って・・・・・・」
  と、そこまで言ったところで君の後ろを凝視したまま冬佳が固まる
直人 : 「この時期に怪談なんて・・」といいながら振り向きます



   時期は春〜夏ぐらいですが? ダメですか?



GM : 振り向くと、屋根の上には熊ほどの巨体をした犬
  目が不気味に赤い光を宿し、首筋には青白い光を携えている
影次 : "ブレインビースト"!?



   毎回、名をちゃんと覚えているのはアンタだけです
   ありがとう



GM : その獣と視線が合った瞬間、衝動判定をお願いします
直人 : ・・・(コロコロ)・・・ 11
GM : 衝動は押さえ込みましたね、侵食率を上げてください

GM : そして感じる 君すらもとらわれかねないほど強力な《ワーディング》が張られていることに
  そして知覚判定をどうぞ



   知覚判定のオンパレード



直人 : 7
GM : それじゃ君は気づく
  その獣は君を見ているわけじゃなく、冬佳のほうを凝視している
  永遠のように感じられる時間が経過し、ふっとその獣はきびすを返し、君の視界から消えた
  そして《ワーディング》はとかれ、冬佳の体がその場に崩れる

  冬佳は家までは運んで、目は覚ましたけどさっきのことは覚えてませんでした
  で、知覚判定をどうぞ
直人 : またかよっ!? ・・・(コロコロ)・・・
GM : ・・・(コロコロ)・・・ んじゃ気づかずシーン終了





●シーン5『交わるAとB』● 半マスターシーン

GM : 朝の支部に客が来たと、報告があります
  「アポはありませんが、『BBのことで話がある』で分かると言って来たのですが」
  と、再び事務担当の仁藤花穂さんが報告に来ます
さゆ : 「は?」
GM : と、美宇が「分かったわ」といって応接室に通すように言います
さゆ : 「なんでアンタが取り仕切ってるでちゅか?」
GM : 通常業務は彼女がやってるので、その一環ということです
  で、権限的にさゆも同席できるんだけど、どうする?
さゆ : 行く
GM : でもまぁ基本はNPC二人の会話なんで、情報を得られるってだけです



   ※ほぼマスターシーンで、会話なので小説形式で行きます



パタン
中に入ってきた白衣の女性は一礼すると、さゆと美宇に名刺を渡す
美宇 「『UGN研究所 研究員 月読咲苗』ね、遠い所 ご苦労様」
咲苗 「いえ、それで、"ブレインビースト"の資料のほうは?」
美宇 「ここにまとめてあります ただ、こちらから大きく離れてしまった という情報があります」
咲苗 「そうですか・・・で、こちらの男に関する情報は?」
美宇 「残念ながら、今後も一応調査してみはしますが」
咲苗 「そうですか・・・いえ、ありがとうございます」

と、そのとき早苗の持つ携帯がなる

咲苗 「スイマセン 出ます」
さゆ 「まったく礼儀を弁えてまちぇんねぇ まぁどうぞでちゅ」
咲苗 「・・・あ、所長 ハイ、やはりこちらに そうですか
   私のほうは引き続きあの男を追います ハイ それでは」

美宇 「こちらのほうでも、引き続き情報を集めますので、逆に情報も送ってください」
咲苗 「分かりました それではこれで失礼します」

パタン



   小説終わり



さゆ : あれ?もう帰っちゃうの?
GM : 帰っちゃうんです
  では、シーン終わりなんで、侵食率上げといてくださいね(笑)






●シーン5.5『PC1(のPL)の隔離』● 神凪直人

直人 : それじゃ俺あの獣を調べるシーンがほしい
GM : おけ (それに関してはすでに手を打っているのさ)
  んじゃ時間はさっきの話の前、朝一ってところかな
  君は一応イチバン親しいUGN支部の支部長室に通される
さゆ : 「よく・・」
GM : 「よく来たね 直人君」
  と、言うのは君も良く知る支部長である『柿崎あきら』さんだ(笑)
直人 : なにぃ!?
GM : 広い町には支部がいくつかあることも有るのだ



   つくづくひどいリーディングである
   もはや、なにかヤバイ伝染病でも持っているかのような扱いだ



GM : では、直人は知る限りの獣の情報を教えると、支部長に言われます
  「この件に関しては東京のほうの支部が全面的に動くらしい
   よって、この件に関しては我々がすることはほとんど無いんだ」
直人 : へ?
GM : まぁぶっちゃけると、今後はあいつと会うことは無いだろうって事です
  なので、さっきとった獣に対するロイスをタイタスに変えてください
直人 : ん
GM : 今後、あれ絡みの事件が解決したら情報はいくようにしてくれます
  で、シーンを終了します 侵食率は上げたね?(笑)






●シーン6『1/2の《インスピレーション》』● 夜神さゆ

GM : 調査班なんですが、協力して一人を捜査すれば終わるかもです
さゆ : 《インスピレーション》使用
GM : おぉ



   《インスピレーション》とは
   GMに対して1シナリオにLv回、Yes/No形式で答えられる質問をすることができます

   もちろんGMが教えたくない情報ならばエフェクトの使用をキャンセルすることはできます
   が、この場合は使用するタイミングとして申し分ありません
   2人のうちのどちらかに犯人が居るのなら、答えを知るのと同義に使用できます




さゆ : 「感じまちゅ 感じまちゅ」
GM : 君はBの人が非常に怪しいのではないか と感じる
さゆ : 「3人でBを調べればいいとおもいまちゅ 私の勘が、そう言ってまちゅ」
   「信じてくれないなら それでもいいんでちゅけど・・・」
   「実名と顔写真うぷしまちゅよ」(一同大爆笑)
GM : 2ちゃんねらーかよっ(笑)
さゆ : 警視総監とはそこでメル友になったんだもん(一同笑)

GM : では、3人の達成値を合計してください
さゆ : クリティカル2回!・・・29
影次 : 11

GM : 合計で・・・40超えか・・・ほんの数時間で調査が済んでしまった
  名前は小田景子(おだ けいこ)
影次 : 冬佳の母親か
GM : 子供に冬佳という子がいることも記されています
  38歳で、水商売をしてたんだけど、体調が悪く、今は休業中
  事件前後の体調などを医者に聞く限り、限りなくクロです

  ちなみに、吸血種は外見からでは確実な判断はできないので
  基本は現行犯逮捕 という形をとります

  一応ココで、吸血種に関する詳しい資料を見たデータを教えます



   吸血種は生命の危機に瀕した際にのみ発現する状態を『第1段階』
   ほぼ見境がなくなった状態・・・今ですね・・・を『第2段階』
   家族すらも襲う段階を『第3段階』
   血縁の吸血種を取り込んだ状態を『第4段階』となる

   また、吸血種が発祥すると、その血縁に当たる吸血種保持者にもなんらかの症状が表れます
   この異常は大小さまざまですが、基本的にはほんの違和感のようなものです

   そして、元が第2段階にまですすむと、その異常は隠し切れないものになってきます



さゆ : 「と、言うことは長女のほうにも?」
GM : その辺のことを調べるなら判定をお願いします
さゆ : 「それじゃしらべまちゅ」

直人 : あ、ひとつシーン作りたい 俺と冬佳の昼飯シーン
GM : お、ついに動くか そんじゃ挿入シーンを作ろう






●シーン6.5『貧乏人に恵みを?』● 神凪直人

直人 : 時間はあの獣を見た次の日の昼で、学食
GM : 土曜日だが・・・まぁ昼飯を学食でっていうのは別にかまわないだろう
直人 : んじゃ先に俺が飯を食ってるので、あとから来てください
GM : うぃ

GM : それじゃ直人が飯を食っているテーブルに一人の女生徒が近づいてくる
  「前、いい?」
  そういうのは冬佳で、持ったトレイにはかけ蕎麦が一杯乗っている(一同爆笑)
直人 : 「お前またかけ蕎麦かよ」
GM : 「違うよ、昨日はかけうどんだったじゃない」(一同大爆笑)
直人 : 「うぅ しょうがない俺のおごりだ
  おばちゃん、餃子二皿頼む にんにくたっぷりで」(一同爆笑)
GM : そーゆーことかっ!?
  しかし冬佳は「いつもアリガトね」といって普通に食べます
直人 : む 違うのか? (←PL発現ね)
  「いーって いーって」
さゆ : 「餌付けされてる?」(笑)
GM : かもしれん

直人 : それじゃにんにく臭くなった冬佳と教室に戻るわけだ
GM : 冬佳は別段気にしません 貧乏するといろいろ価値観変わりますから(笑)

GM : と、シーンを閉じようか
直人 : おけ
さゆ : 何がしたかったんだ?(笑)
直人 : そっちの調査をしやすくしたんだよ
GM : 確かに情報が集まりやすくなりそうだね
  とりあえずシーン6に戻りましょう



     *     *     *



GM : では調査班に戻ろう
  さゆの方は冬佳に関して調べてみるんだよね
さゆ : うん ・・・(コロコロ)・・・
GM : と、そのとき、後ろを通りかかった美宇に声をかけられる
さゆ : 「なんでちゅか?」
GM : 「何を調べているんですか?」
さゆ : 「小田景子の娘、小田冬佳についてでちゅ
   邪魔しないでくだちゃい おぱい画像をうぷしまちゅよ」(一同大爆笑)
GM : 「あぁ、無駄ですよ 彼女は長女じゃありませんから」
影次 : へ?
GM : ただし、資料にはあくまでも長女 と書いてる
  「戸籍上は長女です でも、UGN的には次女なんです」



   冬佳には、姉となるはずの人物が生まれるはずだった
   だが、その子は産声を上げることなく、そのまま死んだ

   世間的には

   実際には、彼女の中のレネゲイドウィルスが活性化
   生まれたばかりの彼女の肺を、強制的に膨らませたのだ
   現状の日本の法律では死産のはずの子供
   当然UGNのほうに保護され、家族には死産したと伝えられた

   この子はすでに名前も決まっていた
   小田 春佳(おだ はるか)
   この読みはそのままに、漢字を変え『遥』の名前がつけられ
   橘美宇と同じ里親にあづけられることになった
   橘遥 現在東京T区のUGN研究所に協力をしている女の子である
   ※SideAのヒロインである

   結局次に生まれた子は違う名前 冬佳が与えられたのである



GM : 「そんな訳で、冬佳自体に異常が見られる可能性は皆無だわ」
さゆ : 「早く言えでちゅ おぱい画像うぷするでちゅ」



   ベスト オブ キャラ立ち賞をあげたい このロール



GM : ちなみに、橘美宇と橘遥は義理の姉妹なので、冬佳とも微妙姉妹ですね
  では、情報的にはこんなものなんで、最後のシーンに移行しましょうか
3人 : 了解
直人 : ・・・







クライマックスフェイズ



●『決戦 吸血鬼』● 神凪直人

   ※ちなみに、MDテープ切れてます 結構捏造です
   でも精一杯事実に近いものを書くつもりです
   台詞も捏造です ぜんぜん違うようだったら言ってください
   でも、確信犯の可能性もあります(笑)
   では、はじめます




GM : 直人は冬佳をいつもどおり家に送っている途中だ
  だが、一言では言い表せないような不安が君を包む
  君の鼓動がなぜか強くなっていく

  「ただいまー」 冬佳がいつもどおりの挨拶とともに扉を開けようと手を伸ばす
  と、その瞬間ドアが吹き飛ばされ、その衝撃で冬佳の体が中に飛び、直人の頭上を越えていく
直人 : 「なっ?」
GM : だが、その体が地面に叩き付けられる音は聞こえず、代わりに抱きとめるような音が鳴る
  と、ここで3人と橘美宇が登場ね
  直人は先ほど扉を吹き飛ばした人に目を奪われる

  その姿は紛れも無く、冬佳の母 小田景子
  その口からはまるで吸血鬼のように伸びた犬歯が覗き、爪も異様に長い
  そして何よりも、その身にまとった雰囲気が、人のものとは思えなかった

  ドアを吹き飛ばした形のままで止まっている左手を見ると
  手首がありえない方向にねじれ、今にも千切れそうという状況だ
  それを、景子は無機質な目で一瞥すると
  その無感動な表情のまま、残った右手で左手をちぎり 投げた

さゆ : うわっ

GM : それによって飛び散った血が、肉片が、そして左手が蠢き、人型を形成する
  と、ここで全員衝動判定をしてくれ

全員 : ・・・(コロコロ)・・・
GM : 全員成功か、んじゃ侵食率を上げてもらって
  美宇の台詞が入る
  「アナタ、イリーガルの神凪直人ね すでに小田景子はジャーム化しているわ」
直人 : 「見りゃ分かるわ」
GM : 「血縁である冬佳を優先的に殺そうとしているの
   彼女を助けたいなら、アナタも戦って頂戴」
  と、分かってるとは思いますが、美宇は戦闘には参加しません
  一応《錯覚の香り》のエフェクトで冬佳の存在を隠している感じです
  ・・・まぁ過大解釈も甚だしいですが・・・
影次 : なるほど

GM : 配置的には、こんな感じです





                     ●従者B
     ●小田景子         ●従者大     ○神凪直人    ○他3人
     ●従者A          ●従者C




   と、戦闘に入るわけですが
   先ほども言ったとおりMDは切れてます
   つまり、戦闘に関してはぜーんぜん解らないってことです
   だので、この戦闘に関しては雰囲気のみ
   ダイジェストでお送りします
   ちなみに、それについても適当ですが・・・




影次 : 従者を作って終わり
GM : 事前に作れるような雰囲気じゃなくしちゃったからねー

GM : 従者Aは《亡者の弓矢》《かりそめの狩人》《血族》で後衛3人を攻撃ー

GM : 従者大は直人を攻撃
  《かりそめの剣士》《亡者の爪》《ブラッドバーン》《渇きの主》《血族》
(以下略)
4人 : けっこー痛いな・・

直人 : 従者迂回して景子の方いける?
GM : 姑息なことせんで、真っ向から来いや(笑)
直人 : うぃ(笑)・・・んじゃ近い従者達とエンゲージして・・・
   《砂の刃》《錬成の掟》《魔獣の咆哮》《獣の魂》を組み合わせて小田景子を直接攻撃!!
GM : な・なにぃ!! 死んだーー
   だがまだまだぁ 《不死不滅》使用 蘇るぞ

さゆ : 対戦車ライフルーー ダララララララ
  「死ぬでちゅー」
GM : 従者A−−−!!

亮吾 : ・・・(コロコロ)・・・
GM : 従者大ーーーーー!!・・・って、死にはしなかった(安堵)

GM : んじゃ次のターンだな
  (結構侵食率は上がったな・・・これで《ヴァイタルアップ》を使えば・・・)
直人 : あ、セカンドアクション行います
GM : ・・・・・・・なにぃ!!
  (景子のHP1しかねーよ!!)
直人 : 《インスタント・ボム》《錬成の掟》《狼牙》《獣の力》を組み合わせて、従者大を攻撃
GM : へ?・・・あ、接近しか攻撃できないのね
  (よかったーーーーー)
  その攻撃で従者大はもとの景子の手に戻る

GM : 今度こそ次のターン《ヴァイタルアップ》を使用 HPがぐーんと上がるぞ

影次 : 従者は《終末の炎》を組み合わせて攻撃
   自分も同じく《終末の炎》を組み合わせて攻撃
GM : ガンガンHPつかってくるなぁ
  その攻撃で前衛従者達は血肉に戻っちゃうな



     *     *     *



GM : くっ(何があったのかは覚えて無いが)すでに景子一人になっちょる
  しかもHPは極わずか・・・で、直人のターン
直人 : ・・侵食率がすごくやばーい
GM : 無言で直人を見る
さゆ:無言で直人を見る
影次 : 無言で直人を見る
亮吾 : 無言で直人を見る

直人 : しゃーねー 近づいて・・・
   《インスタント・ボム》《錬成の掟》《獣の力》で一気に決める
GM : 直人の渾身の力を振り絞った最後の攻撃
  その破壊の手が景子に触れる直前、やさしかった冬佳の母、景子の思い出が蘇る
直人 : そうはいっても、しょーがないですよ
GM : 直人の手が景子の顔に触れ・・・



ドンッ



*     *     *



*     *     *



*     *     *






エンディングフェイズ


GM : さて、自立判定も成功したし、エンディングに移りまーす
4人 : はーい
GM : 演出したいことある人ー
4人 : ・・・
GM : (予想はしてたけど)無いね んじゃ軽く描写を入れていきましょう
  それに対して反応してくださいね

GM : まずはさゆから


すべてが終わってから2日が過ぎた

世間的には景子の病状が悪化したために死んだことにされた
冬佳自身の記憶も操作され、すべては抹消されたことになる
だが、これで吸血鬼事件は一応解決に至ったはずだ

・・・だが、昨日も一昨日も、空はなにやらどんよりと曇り
何かが引っかかっているような気がしてならなかった

そして、その朝に流れたニュースが、その不安が的中していることを教えてくれた

「次のニュースです
 昨晩未明 新たな犠牲者が現れました 血液の9割9部を抜かれるという・・・」

さゆ : 「なっ?なんでちゅか これはーーー!!」
GM(美宇) : 「あら?あの事件ですべてが終わるなんて一言も言ってませんよ?
    裏から動いてるやつがいたってことでしょ・・・これから、忙しくなりますよ」
さゆ : 「知ってるなら 早く言えでちゅーーー おぱい画像うぷするでちゅーー」



GM : 次は亮吾 このニュースを受けてのエンディングだ



任務はまだ終わっていない
吸血鬼事件はまだ半ばに差し掛かっただけである

なにより、自分を殺した敵が景子で無いことが調査でわかったのだ


亮吾 : えと・・ヤツを倒さないとな・・・


そう亮吾は決意を新たにした



GM : 次は影次 同じくニュースを受けてだ



キミは今、樹の墓の前に居る
樹は小田景子に殺されたことが調査によって解った
だが、小田景子の覚醒自体が何者かにゆがめられて発生したことも判明した

キミにとって、仇は二人居た ということになる
すべての現況というべきヤツは裏で姑息にも動いていたのだ


影次 : 「・・・必ずヤツを・・・殺す」

GM : こ・怖いな(笑)



GM : それじゃ最後に主人公 直人ー



目の前には冬佳が深い眠りについている
病院という、世界から隔離されているかのように思える空間で ひっそりと

彼女の母親は自分の手で殺した
そうせざるを得なかったとはいえ、心に引っかかる何かが消すことは出来ない

何よりも、裏から操った何者かを許すことなどできようも無い・・・









終わったー
セッションを行ったのはかなーーーーーり昔(2005年6月26日) 製作開始はかなり昔(2005年9月10日)
終わったのは半年以上が経過した今(2006年2月28日)
まぁMD切れるというハプニングがなければねー

次のリプレイも書かなきゃだし
あとがきはこんなところで終了します
それではまた 次のリプレイでお会いしましょう
さよならーー ノシ








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